ブログを更新しました_2024.6.14(2024 名刺デザイン更新! パート2) ブログを更新しました_2024.9.1(過去の実績紹介(造船所勤務時代))

振動トラブル回避

運営

最近は卓上作業が多く、腰や肩に負担がかかっています。

インボイスや電子帳簿法、2026年の紙手形取扱い廃止の方針など移りゆく制度改革についても勉強しています。

このような時代の流れを掴むことで、自身の動きやお客様へのご提案を充実させることができると思います。色々と難しい事が多いですが。

実務では耐震関係の製作物に関わらせていただいています。造船所現役時代にも構造屋として振動は深く縁のある分野でしたので、とても興味深いものです。

物理法則として物体には固有値があり、一定の周期で運動を行う振動特性があります。

船の世界では、エンジンやプロペラなどの振動を誘発する機器に対して、構造物が振動しないように設計する必要があります。

船以外でも、ビルや鉄塔、精密機器やその台座についても、振動を抑制するために設計・計算・シュミレーションを行います。その設計を製作物として再現する上でも、気を使ってモノ作りの世界は上流から下流までの意思疎通が必要となります。

【強度】は人が生活する上で体感的に感じられ、曲がる壊れるイメージが比較的容易に捉えられるため、製作経験のある方はある程度の注意点を意識しながら作業できます。

【振動】は静止状態では目に見えない程の動きであり、実際に運用しなければ起振源(振動を誘発させる機器)との組合せでの振動を知ることができません。故に製作者への注意喚起が難しくなります。設計想定では溶接歪は考慮しませんが、実際は歪により固有値低下となり共振(起振源と共に対象物の振幅が大きくなる状態)を引き起こし、想定よりも早く壊れてしまうことがあります。

私の経験では、振動による損傷は強度要因とは異なり、対策が難しい場合があります。振動は繰り返し運動ですので、疲労強度と関連します。また、振動による人体への影響も難しく、振動を低減させるためには想像以上の労力が必要になることもあります。

そのような振動トラブル、製品が出来上がってからでは『時既に遅し』と言われるため、設計段階で防振や耐震を意識することが重要かつ、その思想を製作現場へつなげることが更に重要となります。

せっかく防振設計を行っても、実製品に反映されないなどのトラブルは避けたいものです。社外製作業者への中間管理依頼を頂くこともあります。振動に関する設計思想があるようでしたら、柔軟にお手伝いさせていただきます。

船の改造などに関しても同様です。改造設計をする際に振動条件まで考慮されているかなど、船主殿が普段気にしない部分について造船所と相互確認を行い施工できるよう支援が可能です。

以上の観点から、専門的な視点でサポートできると思います。簡単なご相談はメールや電話で対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました