製缶管理

R5は製缶管理から始まりました。６月に入りやっと落ち着いてきました。

客先より支給された図面をもとに、製作所の開拓、発注コスト調整、日程管理、現図フォロー、製作監督、塗装管理、納品管理など、現地据付け以外を委託いただき忙しい日々となりました。

図面を解読し図中不具合を潰しこむ作業が最も大変でしたが、得意分野でもありますのである程度は製作前に解決できました。それでも製作所スタッフでは図面の解読が難しく、自分が何度も客先確認を行い製作所に噛み砕いて別途図示するなど対応しすることが多々ありました。やはり、図面は目的をしっかり持って描くことがDesignerとしての役割だと痛感しました。

複数の製作所から図面問い合わせやボルトなどの小物発注、横持ち日程、製作所へ入り具体的指示や精度管理打合せ、客先立会検査対応など２，３ヶ月の間に並行して業務が重なり、また不具合が多発して眠れない夜も続きました。

最終的には製作所スタッフの頑張りにより何とか出荷し、多少の不具合はありましたが現地据付までたどり着きました。

この業務を通じて、様々な方にご協力いただき、またご迷惑もかけてしまいました。それでも物作りに向かう姿勢は皆さん素晴らしく、職人技の凄さを改めて実感しました。

特に低コスト、高品質を何とか実現するために今日の明日で対応いただいた方々には深く感謝します。

物作りは止まることはありませんが、そこに提供する図面の様式はCADの進化とともに大きく変わってきました。図面提供側の効率化に反して、製作側の負担が大きくなっているように思われます。双方が効率化され、低コスト高品質が実現する日本の物作りに大いに貢献できればと思います。

製作管理、図面解読などにお困りの方はお気軽にこちらからご相談ください。